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●生活に役立つ薬膳---整体観・弁証論治
整体観
整体観と言う言葉には二つの側面があります。人が自然界の影響を常に受けていることを指し、一方、
人の体の中でも五臓六腑や組織や器官などが連携を取り合って存在していることをさしています。
自然界と人の関係
中医では、自然界に6種類の気、「風・寒・暑・湿・燥・火(熱)」が存在していると考えています。
この気は季節や、その場所や環境などによって、増減があります。例えば、四方を海で囲まれている日本は、
秋や春の過ごしやすい季節を除けば、一年を通じて湿の気が多くなっており、遊牧民族の住むような砂漠地帯と
比べれば湿気の多い環境となっています。
このような季節や気候、環境の変化は差異は人の健康にも影響を与えます。
湿が多い場所で生活すれば湿の邪気をうけやすく、体が重だるくなったり、浮腫んだり、
尿が出にくくなったり、便がゆるくなる。ことがあります。
逆に乾燥したところに長くいれば、皮膚や咽、顔の粘膜が乾燥したり、咳や鼻づまりなど
になりやすくなります。 一年の季節の移り変わりでも人の体は影響を受けます。
秋冬には、人の汗腺は閉じ、肌のきめは細かくなりますが、気血のめぐりは停滞し、汗の量は減ります。 一方春夏にかけては陽気が増えるので、気血は体表にまで透達し、代謝もよくなり汗もでやすくなります。
人は一つの有機体
人のからだの中では五臓(心・肺・脾・肝・腎)はそれぞれ独自の働きを持ちつつも共通して、「気・血・津液」をつくり貯蔵しています、。
六腑(胃・胆・小腸・大腸・膀胱・三焦)も強調して飲食物の消化・吸収・運搬を担当しています。また、臓腑と体表や目口鼻耳などの感覚器官は経絡を通して繋がっていると考えられています。例えば、目の調子が悪い時に肝臓に良いものを食べると良いとされるのもこの考え方からきています。
弁証論治
四診によって、その人のタイプ(証)を導き出し、それに基づきその人に合った治療を施すことを弁証論治といいます。
四診とは、中医独特の診断の方法で、望診(目からの情報)、聞診(耳と鼻からの情報)、問診(患者や家族に質問をして得る情報)、切診(患者の脈や腹部など触って得る情報)
の四種類があります。現在ではこれに、精密検査などの検査値も参考にするのが普通です。 |



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